アメリカの感謝祭【Thanksgiving Day】について

アメリカの感謝祭【Thanksgiving Day】について

アメリカの有名な祝日【Thanksgiving Day】をご存知だと思います。毎年11月の第4木曜日にお祝いされており、その日に七面鳥を食べることで知られていますよね。
しかし、何に感謝しているお祭りなのか知らない方が多いのではないでしょうか。

今回はアメリカの感謝祭についていくつかご紹介していきたいと思います。

■アメリカの感謝祭の起源は?
1620年頃にイギリスのピルグリム・ファーザーズと呼ばれるピューリタンの一団が新天地を求め、アメリカのマサチューセッツ州にあるプリマスに入植するも、極寒の冬を迎えたばかりで作物がなかなか成長しませんでした。しかし、春を迎える頃、先住民たちから栽培方法や狩り、釣りの知識を教えてもらい、生き延びることができました。さらに、秋には多くの作物が収穫できるようにまでなったため、ピルグリム・ファーザーズが原住民や神の恵みに感謝を表すために、祝宴を行ったことが現在の感謝祭の起源となりました。

■いつ感謝祭が国民の祝日になったの?
感謝祭はアメリカの伝統として継承されていたものの、国民の祝日としては設けられていませんでした。そのため、リンカーン大統領が「11月の最終木曜日」を感謝祭として定め、その後、ルーズベルト大統領が「11月第4木曜日」にすると新たに宣言したことで、現在の祝日として定まりました。

■感謝祭のディナーについて
感謝祭のディナーといえば、七面鳥の丸焼きやパンプキンパイ、地域によってはピーカンパイやアップルパイなどを食べることが一般的で、ニューイングランド料理に先住民の文化が加わった料理が基盤になっています。

■アメリカの感謝祭って、どんな風に過ごすの?
感謝祭は食料確保に苦労していた移民に狩りの仕方や収穫方法を教えてくれたネイティブアメリカンへの感謝と収穫できたことに対する神への感謝を込めてお祝いされてきました。しかし、現在の感謝祭は家族や友人が集まって食事をしたりする「家族団らんの日」となっています。そのため、皆がゆっくり過ごせるように公共サービスや銀行、デパートは休業し、スーパーも早い時間に店じまいしてしまうため、外に出かける人はほとんどいなく、町には人も車もいないほど閑散としています。

いかがでしたか?

普段、なかなか会えない家族や大切な友人と家でゆっくり過ごして、大切な時間を共有できる日があるというのは素晴らしいことですね。

そんな特別な日には感謝の気持ちを込めたお花を贈り、感謝祭という素敵な祝日を華やかに飾って楽しんでもらうのも良いかもしれないですね。

この記事を書いた人

株式会社イーフローラ