公園や街でも時折見かけるコスモス。
漢字で「秋桜」と書かれることから日本のお花のイメージが強いかもしれませんが、実はメキシコ原産の菊科のお花で、日本には明治頃に入ってきたと言われています。
今回は、コスモスが親しまれるようになった歴史や、名前の由来、開花時期、主な種類などをご紹介いたします。
歴史
名前の由来
コスモスの語源はギリシャ語で「秩序」という意味。
古代ギリシャの数学者で哲学者のピタゴラスが宇宙は調和が取れていて秩序のある場所と考え、宇宙をコスモスと呼ぶようになったそうですが、お花のコスモスも、花びらが整列して咲き、秩序立った様子のため、「コスモス」と名付けられました。
開花時期
開花温度は、原産が温暖なメキシコのお花ということもあり、気温20℃くらいで発芽、15℃~30℃で生育するため、寒さに弱いのが特徴です。
主な種類
大きく分けて3種類あり、定番の濃いピンク、薄いピンク、白などの色が特徴のオオハルシャギク、黄色やオレンジ色が特徴のキバナコスモス、そして褐色系のチョコレートコスモスがあります。
◇チョコレートコスモスの特徴
コスモスというとピンク、白、黄色をイメージされる方が多いと思いますが、チョコレートコスモスはその名の通り色は褐色系で香りもチョコレートのような甘い香りがします。その理由は、チョコレートの香りの成分の1つである「バリニン」が含まれているからだそう。また、1年草のものが多いなか、チョコレートコスモスは多年草のため、高温多湿と寒さに弱い特徴はありますが、しっかり管理して育てれば何年も楽しむことができます。
最近ではお花屋さんでもシックな大人っぽいデザインに使われるお花として、店頭で見かける機会も増えてきています。
まとめ