日本をはじめ、世界の多くの国々で母の日は5月の第2日曜日です。世界各国ではさまざまな母の日の花贈り、過ごし方がございますので、ご紹介させて頂きます。また、母の日が5月の第2日曜日ではない国もありますので、合わせてご案内申し上げます。
■アメリカ 5月の第2日曜日
アメリカが母の日の起源と言われており、1907年5月にアンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼したいという想いから、教会の参列者に白いカーネーションを配ったことが始まりとされています。現在ではカーネションだけではなく、バラやチューリップ、ユリなど、春の花を贈ります。
■オーストラリア 5月の第2日曜日
バラやカーネーションだけでなく、伝統的に母の日には菊を贈る習慣があります。ちょうど母の日の季節(オーストラリアは秋)に花を咲かせ、見頃になるため、また、クリサンセマム(chrysanthemum、キク属)が一般的に “mum”(マム)と呼ばれ、ちょうど”mum” (おかあさん)と重なるためだそうです。 また、お母さんが朝目覚めたときに、家族が朝食を運んで来てくれる習慣「ブレックファースト・イン・ベッド」があり、お母さんは母の日ならではの特別なおもてなしを受けます。
■ドイツ 5月の第2日曜日
母の日の定番のお花は特にありません。お花以外ではチョコレートを贈るのが一般的です。小さい子供たちはお母さんの家事のお手伝いをし、成人したひとはお母さんをランチやディナーに招待します。
■フランス 5月の最終日曜日か6月の第1日曜日
フランスの母の日は5月の最終日曜日か6月の最初の日曜日です。母の日にはいろいろなお花を贈りますが、主にバラやピオニー、ユリ、トルコキキョウなどが入ったものを贈ります。小さい子供たちは学校で作ったものをお母さんにプレゼントします。お母さんたちはレストランでの食事に招待されプレゼントをもらいますが、お花はいちばん喜ばれる贈り物だそうです。
■スイス 5月の第2日曜日
母の日の特別なお花は無く、春のお花や鉢物を贈ります。カラフルな色合いのお花を贈るのが一般的ですが、お母さんの好みに合わせてプレゼントします。スイスでは母の日にカーネーションは一般的ではありません。お花をプレゼントするのが最も一般的ですが、チョコレートやお花とギフトがセットになったものを贈ることもあります。また、子供たちはお母さんと一緒に小旅行に出かけるなど、お母さんが好きなことをして母の日を一緒に過ごします。
≪母の日が5月の第2日曜日ではない国々≫
*キリスト教の四旬節が始まってから4回目の日曜日・・・イギリス、 アイルランド
*5月第1日曜日・・・ ハンガリー 、スペイン 、南アフリカ共和国
*5月10日・・・ メキシコ
*5月26日・・・ポーランド
*5月最終週・・・スウェーデン
*11月最終日曜日 ・・・ ロシア
*12月22日・・・ インドネシア