夏のお花といえば「ひまわり」。
英語では太陽の方向を向く性質に由来し「Sunflower(太陽の花)」と呼ばれています。
今回は「ひまわり」の歴史と特徴、健康効果についてなど、知っていると役立つ情報をご紹介します。
ひまわりの歴史
ひまわりはアメリカ大陸原産のお花で、コロンブスが大陸を発見した際にスペインに持ち帰り、ヨーロッパに広まったとされています。その頃は、北アメリカの先住民にとってのひまわりは鑑賞用ではなく、必要な栄養源だったそうです。
特徴
ひまわりはキク科。日本では7月から9月に開花します。
種類は高性種、矮性種、極矮性種があります。
高性種は1.5~3メートル以上になり、矮性種は60~70センチ、極矮性種は30~50センチくらいと高さが異なります。最近、お花屋さんでよく見かける小さいひまわりは矮性種や極矮性種のものになります。
また、ひまわりは2種類のお花で構成されていて、外側の花びらは舌状花(ぜつじょうか)、中央の茶色い部分は管状花(かんじょうか)というお花です。
品種
中央の茶色部分に種ができる品種と種ができない品種があります。実はひまわりは茶色い中央の部分の管状花(かんじょうか)という沢山のお花が集まった部分に、花粉がある(花粉品種)か花粉がない(無花粉品種)の2つに分かれます。花粉ができる品種は成長すると、真ん中の茶色い部分に種ができますが、花粉がない品種は種ができないので、切り花として重宝されています。
代表的な無花粉のひまわり「サンリッチ」
サンリッチの特徴は、花壇に咲く一般的なひまわりと比べて上を向いて咲くため、切り花として使用する際に扱いやすいこと。また通常のひまわりは花粉が多く出ますが、「サンリッチ」は花粉が出ないのでテーブルや洋服を汚すことがありません。
最近ではほとんどのお花屋さんで扱っていますので、ぜひ直接ご覧になってみてください。
本数によって変わる花言葉
切り花の本数によって花言葉も変化します。ひまわりを贈る際には用途に合わせて贈る本数を変えても良いですね。
・1本の花言葉「ひとめぼれ」「あなたしかいない」
・3本の花言葉
「この世界にはあなたと私2人だけ」
・4本の花言葉
「死ぬまで気持ちは変わりません」
※「4」という数字に抵抗があると思いますので、他のお花と合わせるのがGOOD!
・6本の花言葉
「あなたに夢中」
・7本の花言葉
「ひそやかな愛」
・8本の花言葉
「あなたの思いやりに感謝します」
・11本の花言葉
「最愛」
・12本の花言葉
「付き合ってください」
・99本の花言葉
「永遠の愛」「ずっと好きでした」
上記以外だと、15本、16本、17本はマイナスな意味の花言葉になるので、贈る時は注意が必要です。
ひまわりの種の栄養価について
冒頭でもお話した通り、昔からひまわりの種には沢山の栄養素が含まれており、海外では健康食品として親しまれていました。主なものとしては、「抗酸化作用」「血中コレステロールを抑える」「リラックス効果」「免疫力の向上」など体に嬉しい効果が沢山あり、アメリカでは、メジャーリーグの選手が試合の待ち時間に、栄養補給、リラックス効果として「ひまわりの種」を食べるそうです。
「ひまわりの種」自体には味は特になく、ローストしたナッツのような感じ。
そのため、フレーバー付きの商品もいくつかあり、塩で味付けした塩味の効いたものから、キャラメルやココナッツで味付けした甘い系のものまでさまざま。
また、クッキーやケーキなどのお菓子作りにも用いられ、幅広い用途で。「ひまわりの種」が食材として使われています。
なお、ひまわりの種は栄養価が高い分、脂肪分も多いので、食べ過ぎには注意してください。
まとめ
いかがでしょうか?ひまわりは観賞用だけではなく、大切な栄養源として昔から重宝されてきました。
今回の記事を読んでいただき、ひまわりの魅力をもっと感じてもらえれば嬉しいです。